【動画】安室奈美恵沖縄ライブ２０１８引退最後のライブで夢のコラボ「平井堅、山P、BEGINら」: amuamuchannel & アムアムチャンネルコンテンツ

【動画】安室奈美恵沖縄ライブ２０１８引退最後のライブで夢のコラボ「平井堅、山P、BEGINら」

2020年03月10日

9月16日に引退した平成の歌姫、安室奈美恵のラストを飾るイベント『We love NAMIE HANABI SHOW supported by セブン-イレブン』が9月15日と16日の両日、沖縄県・宜野湾海浜公園で開催され最後のライブとなった。
この記事ではライブについてのエピソードとライブ動画を紹介。

■安室奈美恵沖縄ライブ２０１８エピソード

15日の前夜祭、最初にステージに上がったのは平井堅。
アコースティック・ギターのみ伴奏による「ノンフィクション」で幕が開けた。
MCでは、平井堅さん自身がこのイベントに安室さんから呼ばれた理由について「やはり顔？安室さん、僕を沖縄出身だと思われたのかな？」と分析すると、場内は笑いに包まれた。
圧巻したのは安室奈美恵さんの楽曲をカバーした「WANT ME, WANT ME」。
スパニッシュ・ギター風の激しいカッティングをバックに場内も熱気に包まれた。

平井堅に続き２組目は地元・沖縄のバンドのMONGOL800。
勢いよくスタートし「あなたに」「DON'T WORRY BE HAPPY」を歌い会場を沸かせた。

ボーカルの清作さんは「同じステージに立てる日が来るとは！」「僕たちで安室しーじゃー（先輩）に、何か出来ないか？と考え、今日のために”TRY"してきた曲をやります！」と演奏したのは「TRY ME ～私を信じて～」のカバーだった。

エイサーを取り込み、スカ調にアレンジされたモンパチ版の「TRY ME」は斬新なアプローチながら一挙に会場のファンのハートを掴んだ。
ラストの名曲「小さな恋のうた」では全員が大合唱した。「安室しーじゃー、ありがとう！」と叫び、MONGOL800のパフォーマンスは終了した。

会場の熱気が増し、続いてはBEGIN。
ボーカルの比嘉栄昇さんも安室奈美恵さんからの出演オファーに驚いていたようで「まさか僕らに声がかかるなんて！油断してました...」と。「奈美恵ちゃんの大事な歌を、みんなで一緒に歌いましょう！」と呼びかけ、始まった曲は「Tempest」。

同曲は琉球王朝を舞台にした同名タイトルのドラマの主題歌でもあり、BEGINにも地元沖縄の人にとっても思い入れがある曲だった。モニターには歌詞も映し出され、会場のみんなで歌うという感動のカバー曲となった。「オジー自慢のオリオンビール」の間奏では「奈美恵ちゃんは地球では引退しますが、10年後に火星でライブやってるかも！」と珍コメントまで飛び出し会場を沸かせた。

そして19時50分。
ステージ最上段のセンターに安室奈美恵が現れると、会場から割れんばかりの声援が巻き起こった。

6月まで開催されたファイナルツアー『namie amuro Final Tour 2018 ～Finally～』でも披露された「Hope」で幕を開け、続き「Showtime」を披露し観客はヒートアップした。暗転するとモニターには、これまで安室さんと他アーティストのコラボレーションしたMVがランダムに映し出され始めた。次の曲への期待が高まる中、舞台上段に平井堅が登場すると観客は大興奮。平井堅さんのアルバム『THE STILL LIFE』(2016)に収録された「グロテスク feat.安室奈美恵」を二人で披露した。ステージでの共演はこれが初めてという。歌い終えた平井堅さんは安室さんと握手と抱擁を交わし舞台を降りた。

再びモニターにMVが映し出され、画面から抜け出すように現れたのは台湾をはじめアジアで圧倒的な人気を誇る歌姫のジョリン・ツァイ。2014年にリリースされたジョリンのアルバム「Play」に収められた「I'm Not Yours Feat. 安室奈美惠」で安室さんと共演し、2015年に台北で行われたコンサートでも共演して以来、日本でのライブ共演はラストライブが初めてだった。かねてからの親交のある二人だけあって息のあったダンスパフォーマンスを見せ観客も声援で応えた。

この日もっともサプライズの登場となったのは、山ぴ―こと、山下智久。突然現れた山ぴ―の歌声と姿に場内は騒然となり会場を沸かした。曲は安室さんのアルバム『Checkmate!』(2011) 収録の「UNUSUAL」。ステージでの共演は初めてにも関わらず、安室さんとのダンスを披露。歌い終わりに二人でポーズを決めると、熱狂的な歓声に包まれながら「ありがとうございます！」と去った。

続いて流れ出したMVはDOUBLEとの「BLACK DIAMOND」。曲の途中で出演者リストになかったDOUBLEが現れると観客は大きな歓声で迎えた。パフォーマンスが終わるとDOUBLEは安室さんに対し「25年間いてくれて、ありがとう！」と労い抱きしめた。

4組のコラボ・コーナーが終わると再び安室奈美恵さんのソロとなる。
「Do It For Love」ではファイナルツアーの演出を彷彿させる文字で「I LOVE MUSIC」の文字が浮かび上がり観客から地鳴りのような熱い歓声が巻き起こる。最後はファイナルツアーのラスト曲でもあった「How do you feel now?」。これまでのライブ・ヒストリーをたどる映像をバックに歌うと涙を拭う観客たちの姿があちこちで見られた。

最後のパフォーマンスを終えた安室奈美恵さんは右腕を大きく振りながら「ありがとうございます！」と集まったファンに深々とお礼。
そして、この日参加したアーティストを呼び込み「素晴らしいアーティストに大きな拍手をお願いします！今日この会場に来て頂いた皆様、本当にありがとうございました！」と話し、ステージを降りた。
平成という時代を駆け抜けた安室奈美恵さんの最後のステージはこうして終わった。
終演のアナウンスが響くなか「奈美恵コール」が鳴り止まず、観客が座席を離れない時間が続いていた。